※重たくてゴメンね※

・Vol.4・



「ベアナックル3」
SEGA・1994年3月18日発売
・\7,800・ 24メガROMカートリッジ


「うおー、2は面白かったなぁ。この調子で3も出ないかなぁ」なんて考えもだんだん忘れてきた頃、前作からさらに8メガ増量の24メガロムという大容量ロムをひっさげ登場!
その頃の世間の風潮からか、「王道を行く、シブイ殴り横スクロールアクション」からちょっとだけ違うコンセプト(?)が盛り込まれた。基本の「横スクロールアクション」ってのは変わらないが、
全体的にスピードアップ。パンチが軽い軽い。音まで軽くなって残念。ゆえに前作の「重くて痛そうなパンチ」ってのより、サクサクとハイスピードで展開するアクション!…って感じになっている。これはこれでいいのだが、重厚さが失われて、ブン殴っている痛さや重さがないのだ。また、「成長する必殺技」という、純粋な横スクロールアクションにはいらないような要素も有り、賛美両論。幸い、お金をためて、パワーアップアイテムを買う…とかいうシステムはないが。

しかし、24メガロムを生かしグラフィックは大幅にアップしている。キャラパターンや、敵キャラの攻撃パターン、ステージ展開、ビジュアルデモシーンなど、全てがパワーアップ。プレイヤーは新たに「走る」「転がる」ことや、「成長する必殺技」など追加された。また、ザコ1匹とっても豊富な技を持つようになった。
成長する必殺技は、前作からあった
「進行方向に十字キーを2回入+攻撃ボタン」で出る技が、3段階に成長するというもの。個人的にはいらないんですが…。ブレイズでいうと「飛翔双斬」がパワーアップしていく。威力は上がるが、ブレイズに関しては、いらない(^^;

アクセル。
同封の新聞の切り抜きと写真を見て。
「魔の原子ラクシン大爆発!ウッドオークシティー死者3万、負傷者8万の大惨事!シンジケートと結びつきのあるキリー研究所から多量のラクシンが流出していたことが発覚!組織ぐるみの犯罪!?」
「ラクシン爆発事件と同日、軍事最高司令官ペドロフ将軍、謎の失踪!!リマ諸国との開戦推進グループによる犯行か!?」
この2つの事件が、今回の任務よ。アクセル。
YOUR PARTNER BLAZE
ユアパートナー?なんだか突如として親密ちっくなアクセルとブレイズ。何だよぅ〜(何がだ)

プレイヤーキャラは、4人。前作からおなじみの、アクセルブレイズ、アダムの弟サミー、そしてマックスが抜け(やっぱり)、いよいよアダム再登場!!…ではなく、サイボーグの「ザン」。え?誰?サイボーグじぃちゃんGですか?…まぁ、ストーリーにかかわる人って事で、なんかプレイヤーキャラとなっています。また、本作はオマケとして裏技で一部の敵キャラが使用可能となっている。



ブレイズなど前作からいるキャラは服が変わるなど、若干のグラフィックの書き直しがあったりする程度でほぼ変わりがないので、「1」や「2」の紹介のような技の紹介は割愛(いや、もうパターンの切り抜きめんどいんです(笑))
そこで、色んなシーンを
個人的偏見でピックアップしてみました。
上のコレが、飛翔双斬のパワーアップ3段階目。ズザーッと光りながら滑る。強いんだけど、穴のあるステージでは自殺行為となってしまうので使えない。邪魔な技。


「あはははは」「ハハハ…待てよブレイズ!」
「あははは。アクセル!つかまえてごらんなさい!」「こいつ〜!」
「3」になって決定的に変わったシステムは「走り」といってもいい。快適。間合いをつめたり、逃げたり…。
上下への高速移動は
「ころがり」となる。欲を言えば、カプコンの「キャプテンコマンドー」なみに走り回れたらよかったなぁ。


前作からキャラによって、「拾った武器には得意・不得意」があった。例えばマックスは鉄パイプなど重そうな武器でも片手で素早く振る事ができたが(しかも後ろにも当り判定有り)、サミーだと重くて振り降ろすと若干のスキが生じた。今回はさらにキャラによってさらに差別化され、「進行方向2回入力+攻撃」によって出せる「武器必殺技」が追加された。
例えば上の画像はアクセルが刀で攻撃した場合。
アクセルがバットでの攻撃、ブレイズの刀必殺技、サミーのナイフ攻撃。ザンは武器は何を拾っても一律で何かエネルギー弾を放つ。オーバーアクションなので、実際はあまり使えないが、カッコイイからついつい使ってしまう。

ブレイズ姉さん、得意のナイフ必殺技。


ブレイズの気孔掌のモーションは大幅に変わった。一回片手でポン!と出るのがカワイイ。そこも当り判定アリ。


フォォォォォーン!
ZANジジィの無敵技。電撃ビリビリです。モーテルの前だから燃えているようです(嘘)。カラダがホテルの。


女王様にかこまれ、またも大ピンチ!
女王様は今作でもさらに健在。ますますムッチリ感が増し色っぽい。相変わらず電撃ムチなどでイヤラシイ攻撃をしてくる。また、ツンツン頭のボディコン女も登場。近距離でのビンタ攻撃は怖くないが、遠距離からのジャンプキックはウザイ所。



ヘンな所って…
前作からあった、2人対戦モード。技の練習などにも重宝。走れるようになったので、ステージも広い。勝利画面も立派なものになりました。そんな目で見てたのッ?アクセルッ!?

〜 「ベアナックル3」その2へ続く 〜