俺的GAMEレビュー★

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「ヘルファイアー(MD版)」

東亜プランの隠れた名作。東亜シューティングでも数少ない横スクロールシューティング。当時はゼロウィングとともに「めずらしい」と騒がれてたアーケードゲームのMD移植版である。
アーケード版はとにかくCoolで難しく、何故か2人同時プレイができる妙なゲームだった。ショットボタンと、「ショット方向変更ボタン」が特徴。前・後・上下・斜めと4種類にショットの方向を変えて進んでいく。地形やボスの弱点が、いかにもワザとらしく「斜めショット」を使わないと当たらない…ってな配置となっており、中々面白い。
メガドラ版はアーケード版と基本概念は同じだが、アーケード版が難しすぎたためか、若干仕様が異なる。レーザーがやたら連射できたり、時機にオプションがついたりハイパーカノン(だったか?ようするにボム。東亜シューティングだがボムがなかった)が打てたり…。が、これはこれで面白く、相当やりこみました。音楽も熱い!2人プレイがなくなったのは痛いが…。
そういうアレンジがなくシステムは純粋なアーケード移植で、2人プレイもできるPCエンジン版はすげぇCool!…と思ったが、当時は美少女ゲーブームで、何故かビジュアルシーン満載。パイロットがおねーちゃんって設定になってて、淫らな姿で(言い過ぎ)朝、おはようございまーす、むにゃむにゃ…なシーンがあったり。なんかショックだったり。


「アーネストエバンス」

ウルフチームのMEGA-CDの怪作(笑)。回転機能をふんだんに生かし、生かしすぎて主人公アーネストさん、アンタ身体おかしいよってくらい多関節ぐねぐね動く。そしてふんだんに入った「ぎこちない」ビジュアルシーン。これが最高に盛り上がる(多分)。
クトゥルー(クトゥルフ)神話をもとに、色々なストーリーがからみあい、話は進む。そこまでからんでないとも思われるが(笑)。

MEGA-CDの発売を急ぎすぎたセガのあおりを受け、アラだらけの作品。開発中の画面が説明書などにバンバン載ってたり、パッケージのうたい文句の「ハードアクション」も「ハドアクション」と、お店で手にとった瞬間から飛び込む誤植に脱帽!
主人公アーネストは、某ドラキュラのシモンさんのように「ムチ」で攻撃するのだが、多関節キャラで滑稽なアーネストさんのムチをふる姿には、力強さは微塵も感じられず脱力間違いない。難易度は極悪。敵にふれていると、ふれてる間怒涛のように体力が減るので、1秒でも気づかないと死亡直前か即死である。しかし、この無茶苦茶っぷりが逆に冒険の厳しさを物語り、燃えたもんである。ノーミスクリアは至難の業だが、可能。相当やりこみました。
しかし、MEDA-CDの回転機能をふんだんに使用した…とある本作品だが、後に出たビジュアルシーンなどをカットした海外版。CDでなく、ROMなのだが、問題なくぐるぐる回転してるのはどういう事でしょう?(笑)



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