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「いっき」といえば、もう誰でも知ってるようなサン電子(サンソフト)から発売した、ファミコンのメジャーソフトである。ある意味ドラクエやFF並にメジャーなビッグソフトである。…名前だけは。 基本的に「クソゲー」って事でものすごく名前の知れたソフトです。私も当時買いました。小学生だったので、買ってもらいました。で、かなりやりました。阿呆なゲームです。意味わかんないです。別の意味で「面白いゲーム」でした。 たったの全4ステージ。「いっき(一揆)」とは言え、たった2人で百姓一揆です。しかも落ちてる小判を取る(盗る)事でステージクリアです。武器は鎌です。草を刈る鎌。自動的に敵に向かって飛ぶスグレモノ。他に「竹ヤリ」という、なんとも情けない武器もあります。タラコクチビルの不細工な娘さんにせまられたり、マヌケヅラの殿様を捕らえたり、幽霊に遭遇したり。ボーナスステージでは仙人が巨大なオニギリを投げてきます。しまいにゃ物ごいかよ! すごいゲームでした。誰しもの記憶に残っているでしょう。 しかし今回の紹介は、その元となるアーケード版のほうの紹介です。アーケード版からの移植なの?って声も聞こえてきそうです。アーケード版の存在を知らない人も多い。それほどファミコン版の知名度が高かった。アーケード版も、もちろんサン電子の作品。 で。さすがアーケード。ファミコン版では「???」所が、ちょっぴりわかるんですよ。っていうか、こっちが元祖で、移植にあたって色々はぶきすぎたのですね(^^; たとえば先述した「落ちてる小判を取る(盗る)事でステージクリア」。これにもワケがある。年貢に八両の小判を取り立てる代官様がおり、とてもじゃないけど払えない主人公の「権べ」「田吾作」。「ではこの米で八両の変わりとする!」「待ってくだせぇ!」「ええい!ならぬ!」…そんないきさつで八両(小判を8枚入手でクリア)が必要だったのです。…もっとも、「何故そこら中に八両落ちているのか」とか「一揆を起こしてるくせに、律儀に八両集めるか」は謎なのですが。
ともあれ。たった2人で百姓一揆をおこした、「権べ」と「田吾作」。まったく同じグラフィックの色替えだったFC版でしたが、アーケード版はしっかりキャラが違います。 ![]() また、FC版では「どこに小判があるかわからん」状態でしたが、 アーケード版は画面の右下に「小判レーダー」があるのでわかりやすいです。 でも、落ちてる小判のグラフィックが小さくてわかりづらかったFC版と違って とても大きいので、まだわかりやすいけども。 ![]() また、ステージ数もファミコン版が全4面なのに対して、全8面と多く、 また曲数もFC版より豪華で多いです。さすがです。でも基本のシステムは一緒。 自動標準鎌、使えない竹ヤリ。敵は忍者や幽霊、そしておなじみの腰元など。小判を集めてステージクリアです。 ファミコン版は「竹ヤリ」を取れば「竹ヤリ攻撃」、「大根」を取ると何故か移動速度が速くなったりしましたが、元祖アーケード版は、基本的にアイテムは「巻き物」のみです。
◆百姓一揆をさまたげる、邪魔な連中。 ・忍者はどこでも出て来るので紹介はナシで。 ![]() ↑ おなじみの腰元さん 一直線に主人公に向かってきて、一定時間抱き着いてくる。その間移動不可に。 倒す事ができないので、ある意味1番凶悪。姿が見えたら恐怖。 ![]() ↑爆弾屋 ファミコン版にはいなかったっけか?爆弾を投げてきますよ。弱い。 ![]() ↑いのしし ファミコン版にはいませんでしたよね。殺害不可の猪。スゴイ速さで突進してきます。 近距離だと、とても避けきれません(´Д`) ![]() ↑幽霊 もくもくもく…と、突然どこからともなく出現。色んな種類の幽霊がいます。 とりつかれると、攻撃できなくなります。お地蔵様に触れると逃げていくぞ。 ![]() ↑お代官様 ・・・って、ええ?代官様?たまにそのへんをウロウロと出現します。 こんな田舎に歩いて来ていいんですか。 つかまえると10000点のテクニカルボーナスとともに、そのステージをクリアという事になります。 こんなマヌケヅラした代官に農民は苦しめられてるとは…うぅ。
ファミコン版では2面クリアごとにボーナスステージになりましたが、アーケード版は落ちているオニギリを取り、そのステージをクリアするとボーナスステージになります(多分)。
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