俺的GAMEレビュー★

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「ランブルローズ」(PS2)

信じられないほど作り込まれたバカゲー!
 
女子プロレスを題材にしたコナミのPS2用オリジナル作品。2006年3月には、PS2の性能をはるかに凌ぐXBOX360での新作も発売した。
「色っぽいオネーチャンが3Dポリゴンによりあんな角度やこんな角度からグリグリとセクシーに動き回る!」と、実にわかりやすいコンセプトな作り。そしてその馬鹿馬鹿しいコンセプトを見事に作り込み完成させたコナミの根性は賞賛に値する(大げさか?)。

登場するキャラクターは当然女の子。それも、どのキャラクターもスタイル抜群の娘ばかり。それがまたハデできわどいコスチュームで激しいアクションをこなすんだから大変!そして現代は3Dポリゴンの時代。あらゆる角度で選手達にカメラが迫り来るのです!そらもう、世の男どもはドキドキして眠れません(笑)。

そしてその作り込みのスゴサといったらもう…天晴れです。たいてい「一見セクシーだけど、アップで見たらモデリングは荒いし可愛くない」とか「モデリングはともかく、ゲーム自体がつまんね〜よ」なんてアラの目立つゲームが多い中、モデリングやらコスチュームやらシステムやら遊び心やら…本当に馬鹿みたいに作り込まれている。
気合いの入ったバカゲーです。…ちなみに、おかげでこの作品は「18歳以上対象」作品となっております(^^;


ゲームのシステムは、慣れてしまえばものすごく簡単な仕組みになっており、ややこしい事なんて何もないです。
従来のプロレスゲームのように、ジワジワと相手を攻撃してフォール3カウントやギブアップ技を決めていけば勝ちです。非常に軽快に試合を楽しめます。

各キャラにはそれぞれ独自のストーリーがあり、ストーリーモードではそのお話にそって進んでいって最後のボスを倒して終わり…と、よくある展開ですが、それぞれお話がけっこう楽しく飽きさせません。


善悪システム
各キャラには「FACE」か「HEEL」 の属性パラメータが存在します。つまり「善玉」か「悪玉」って事です。
初期状態では善玉キャラでも対戦モードで一定の条件を満たす事で属性が変わり悪玉となります。属性が変わる事で、キャラクタのグラフィックや性格は一新!各キャラのオープニングデモやストーリーモードの内容まで全て変わります。つまりキャラクタ数は単純に2倍となります。作り込みすぎ!
元気一直線の正義の警官娘デキシーちゃんも…   HEELでは何だかこんなにもワルになってしまって〜!

そりゃやりすぎ!なコスチュームで暴れます(´▽`)


とにかく作り込まれたキャラクタやデモシーン
 

 
冒頭にも書きましたが、「色っぽいオネーチャンが3Dポリゴンによりあんな角度やこんな角度からグリグリとセクシーに動き回る!」と、そんな作品なので作り込みがハンパない。
これでもか!と言わんばかりにセクシーでエロエロ。揺れ動く。各キャラのデモシーンを見るだけでも一見の価値があります。
また、お約束ですがクリア後に増える新コスチュームも楽しみの一つ。キワドイものがいっぱいだ!(笑)しかし、だからといって「最高難度をクリアしないと駄目」とか「3種類あるので3度クリアしないと駄目」などのメンドクサイ条件はありません。サクサクっと楽しめます。
何げにスゴイのが新コスチュームを選択しても、デモシーンもしっかり新コスチュームに変わっているところだ。コスチュームを変えてデモシーンを眺めるのも楽しい。


さあ闘え!やれ闘え!
 
闘いは慣れるまでの最初は少々大変ですが、慣れてしまえば物足りなさを感じるくらいにシンプル。
打撃、防御、ダッシュ、つかむ、フォール、必殺技…と、ボタンの割りふりは考えつくようなものばかり。覚えてしまえば簡単である。そこに「上を押しながら」などキーを加えると様々な技をかける事ができる。また、プロレスの醍醐味である「返し技」なども多数存在しており、大技をかけたり返したりと慣れてくるとギャラリーにウケるような闘いも、簡単な操作でできるようになるぞ!
友達と対戦する時は、ただ勝つだけでなく見てて楽しい闘いをして盛り上がろう!


H K O
各キャラには「Hゲージ」と呼ばれる屈辱ゲージがある。特定の…まさに恥ずかしいような技をかけたりかけられたりする事でゲージは溜まる。
このゲージが溜まると屈辱状態となり、通常の必殺技の他に「Hムーブ」とよばれる強力な必殺技をかける事ができるぞ!
屈辱状態でギッタギタ(死語)にたたきのめせ!
こんな馬鹿みたいなシステムを本気で作るコナミさんに乾杯です。
 
このような、ニントモ恥ずかしそうな技をかけるとゲージはたまります。かけた側のゲージも上がる技もあります。

 
ゲージが溜まると屈辱状態に!イヤ〜ンなデモが流れる(笑)。一見、何のゲームかわかりません。


泥 レ ス !
 
その他、泥レスリングモードも搭載。ジャプジャプと泥の中で試合をします。身体にリアルタイムでこびりつき、またどんどん落ちていく泥が実にイヤラシイです(´▽`)
スゴイ技術を無駄に使っています(^^;


ハイライトいろいろ
ビーチによる泥レスリングモードがあったりするゆえに、各キャラは水着コスチュームも充実。さらにGALLERYモードで控え室や浜辺で寝転がせて、色んな角度から女の子をジロジロ見る事も可能。ホント よく作るぜコナミさん…。
せっかくなのでちょっと色々見てみましょう〜。
 

 

 






そんなこんなで。
コナミの問題作ランブルローズ。18歳以上対象ソフトとはいえ、こんなのが普通にお店に売られててよいのでしょうか(笑)。この手のソフトは、某デッド・オア・なんちゃらシリーズが今はこんな感じになっちゃっていますが、まさにそいつに真っ向勝負しているような作品です。そんでもってジャンルは違えどけして負けてはいません。
そう書くと「なんだ。その手のソフトなだけか」な感じもしますが、遊んでいて普通に楽しいです。基本的にはプロレスゲームなので、あえて無茶して大技!あえて大技を受ける!などなど見せてナンボのプレイスタイルに徹すれば対戦などますます楽しい。
システムなどもわかりやすくしっかり作ってある。さすがコナミさん…ぬかりがないです。興味があったら一度おためしあれ。




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