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「THUNDER FORCE III」
(メガドライブ)


前作の「II」は「X68000」というパソコン版からの移植であったが、この「III」はメガドライブオリジナル作品。
「II」のメガドライブ移植版のヒットにより、この「III」からテクノソフトはサンダーフォースシリーズをコンシューマ機…というか、基本的にセガハードで続々展開することになった。
そしてこのコンシューマ機オリジナル第一作となる「III」がイキナリ衝撃的なデキ!メガドライブの機能をふんだんに使い、とても素晴らしい作りとなっている 。


 

今回は不評だったトップビューステージは廃止。純粋にサイドビューからのシューティングゲームとなった。
巨大で素早く、激しく動くキャラクタ。当時話題だったラスタースクロールの採用により、燃える炎がウネウネと動く背景・多重スクロールが圧巻。また、ギンギンと響くサウンドもとてもカッコイイ!これまでのコンシューマシューティングの領域をはるかに凌駕する出来だった。


 

ステージ構成も多種多様。ラスタースクロールが圧巻の炎のステージや、水中ステージ、洞窟ステージなと多岐にわたる。
水中ステージでは、場所によっては浮力が働いて自機が勝手に浮いてしまう事もあるので注意が必要だ!


 

超巨大ボスも続々登場!画面半分もあるボスなんかは逃げ場が少なくて大変!
また、ステージ後半からは宇宙ステージへ。後のシリーズでも「後半宇宙に飛び立つ」という展開は、この「III」から始まった。超巨大砲台からの攻撃に気をつけろ!


最終ステージは敵基地の中。狭いわ攻撃は激しいわでツライ!
破壊することができない動き回る4つのブロックを避けつつボスを破壊すると、いよいよ最後のボスの登場だ!


ついにラスボスの登場!交差するビームと通常弾との連係攻撃がなかなか激しい!手強いぞ!
…とか思っていたら・・・


 

本当のラスボス登場!
初めは地面にくっついてて動きませんが、ある程度ダメージを与えると激しく動き回ります。なんだかわかんない攻撃で非常に手強いです。攻撃は激しいが体力はあまり多くないようなので、ゴリ押しでも何でもいいから破壊せよ!




 

帰還〜エンディング。

そんなわけで、あまりにも難しかった「II」の反省からななのか、「III」はとてもバランスがとれた難易度となっており、初期状態である難易度NORMALは慣れるととても簡単。残機もどんどん増えていくのでエンディングはけっこう簡単にみれてしまいます。
しかし、ただ簡単なだけ…というワケではなく「やればやるほど自然に上手くなる」というバランスが調整がとても見事なのです。また、物足りないという方は難易度を上げてプレイしてみましょう。一気に難易度は上がるのですが、「敵が固くなる」などのプログラムの数値を変えただけ…のような単純な変化ではなく、「まったく違う攻撃をしてきた」など新たな気持ちで攻略が必要になる。やりごたえ十分です!
ステレオサウンドも魅力満点で素晴らしい。ヘッドホンで聴いたり、テープに録音したもんです。

当時「III」はあまりにも素晴らしいデキだったため、多少アレンジをしてアーケードに移植もされました。そのアーケード版がスーパーファミコンにも移植されたりもしました(そっちはヒドイ出来でしたが)。
とにかくよくできていた本作。一度はプレイしてみよう!





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