昆さ ぺぇじ

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「結婚式でっ…!?」      No.05
ういーす。
なんかー、この前、だんなに「おたまぢゃくしのにい(臭い)がすると、春が来たって気がするよね?」って、聞いたら「う…、あぁ〜…おたまぢゃくのにい(臭い)って、何となく分かる…」って、言ったけ「ぢゃぁ、夏になると、カブト虫のにい(臭い)がするけど、それは分かる?」って聞いてみたら「それは、分かんねな…」って言われたん。
ちなみに、梅雨は「雨の日にアスファルトの上で、車に引かれてお亡くなりになってる大量の
雨蛙のにい(臭い)」で、季節を感じる私らね。


うんまこの前ね、いとこの結婚式におよばれしたん。
で、朝早く起きて、8時に美容院に行って、髪の毛をセットしてもらおうと予約してたんね。んで、私は今、ショートなので、横の毛を外ハネにして、簡単にセットしてもらおうと思ってたら、美容師さんが「後ろの毛をカールしようと思ってイメージしてたんですけど…」って、言われて「まぁ、わざわざイメージしてもろたんけ、いいかぁー」って、美容師さんにすべて、お任せにした訳よ。
そいで、それから30分ぐれーたって、ふと、鏡に写っている自分の姿を見たら…


もう、すごーいショックで、口をあんぐりしてたんだけど、美容師さんは私のショックなど構わず、どんどんスプレー&ムースで、どんどん髪の毛を固めてるわけ。で…「もう、これ以上固めたら、髪の毛で人が殺せるぞっ!!」って、ぐれーになってからやっとこ美容師さんが「終わりました。ど〜ですかぁ〜?」って、自信満々に聞いてきて、私は
「あんたぁー、ど〜ですかぁ〜?って、この頭で親戚の前に出たら、皆が笑ってるぅ〜♪お日さまも笑ってるぅ〜♪る〜る〜るるっる〜♪♪今日もいい天気ぃ〜♪状態だよ…」 って思ったんけど「あ〜あ〜、いいですねぇ〜、これでいいです」と心ない事を言って、そそくさ家に帰ったん。そしてだんなに「まさしく、サザエさんみてらな…」って、笑われながらも、急いでこの結婚式だけの為に買った、高〜いマタニティドレスに着替えて結婚式場に行ったんけど、親戚の人は、見て見ぬふりをしてくれたんだか、誰も私の髪の毛の事を触れなかったのに、
家の両親だけは
「あんた何なの?その頭?」と驚かれたん。
「さすが、家の両親らて。突っ込みがスルドイて…」と思ったん。

で…いろいろ段取りがあって、やっとこ披露宴が始まったんけど、朝6時ぐれーから何も食ってなかった私は、それはもうお腹が空いてて、乾杯の後の友人等のスピーチを一切聞かず、ひたすらがんがん食って、隣の席の従妹とがんがんしゃべって、気が付いた時は、もう披露宴は終わりに近づいてて、新郎・新婦は両親に花束を渡している所だったん。


しかも…
トイレ意外は、席も立たず…、自分の親戚にも酒をつぎにもいかず…
「でも…まぁいいかぁ〜、誰も私の行動なんか見てる人はいねーろー」と開き直り、知らん顔してたのに、家に帰ってから、しっかり家の両親から、「あんた見てたら、いっつもがつがつ食べてるか、口をとんがらせてアヒルみたいにしゃべっているかで、歩く姿は大股開きで後ろから見るとお相撲さんにどすどす歩いてて…」と永遠説教をかまされ「さすが、家の両親らて。見てる所は見てるて…」と思ったん。



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